2008年 07月 13日
清和ほたるの里
Nikon D200 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G
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私にとって初めてのホタル撮影。
出来映えは・・・。 うーん、まぁまぁかな。(^^;
ちょっと不自然な感じがするのは合成写真だからです。

今回はこのホタル写真の「作り方」を紹介します。



  
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ホタル写真はホタルが沢山飛び交ってないとつまらないですよね。
でも、実際はそんなに沢山飛んでいるわけではありません。
なので、複数の画像を合成して乱舞している雰囲気を出すことにしました。


まずはこんな感じでホタルの光っている写真を沢山撮ります。
露出時間は、迷ったのですが10秒にしました。
ピントはMFで無限遠に合わせ、絞りは開放(F2.8)、ISO400です。
本当はISO800くらいにして撮りたかったのですが、D200だと画像が荒れるので我慢です。
で、これらをJTrimで明るい画素優先で合成すると、下のようになります。
(今回は17枚を合成しました。)

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どうですか?
ホタルが沢山舞っている感じになりましたね。
10秒×17枚を合成するなら170秒間露光すれば良いじゃないか、
と思われるかもしれませんが、これには理由があります。

下の写真を見てください。


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ここはカメラマン専用のホタルスポットではないので、
当然一般の方も沢山訪れています。
で、そういう人たちの中には、残念ながらこうやって懐中電灯で辺りを照らす人がいるのです。

懐中電灯で照らすとホタルが光らなくなるので、
マナー違反なんですけどね。

長時間露光をしている最中に懐中電灯の光が入り込むと全てが台無しです。
なので、10秒ごとに区切って撮って、左みたいな写真は排除したわけです。

今回は全部で27枚撮りましたが、
左みたいな写真とホタルの光っていない写真を除き、
残った17枚を合成しました。



これでホタルが乱舞している写真は作れたのですが、背景が真っ暗では風情がありませんね。
なので、これに背景をはめ込みます。

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↑ これが背景用の写真です。
この写真は、さっきのホタルの光を合成した場所の近くです。
明るいうちに撮っておきました。
で、これを思いっきり露出アンダーにレタッチします。

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↑ こんな感じですね。
これをさっきのホタルの乱舞写真と合成すれば出来上がりです。
合成はJTrimを使いました。明るい画素優先です。
ちなみに、さっきの乱舞写真は縦構図でしたから、横構図にしてから合成しています。


如何でしょうか?
他にも細かいレタッチを所々で施しているのですが、
作業の全体の流れはこんな感じです。
ちなみに背景を別に撮っているので、背景を変えれば違うシチュエーションの写真になります。

↓ 例えばこんな風に。

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今回は複数の画像の大幅なレタッチを施しました。
これを「写真」と呼んで良いのか、ということについては賛否が分かれるところですね。
デジカメの場合、加工が容易に出来るのですが、
何処までのレタッチが写真として許容されるかの基準は、人それぞれだと思います。

例えば、少しでも加工したものは写真じゃないというのなら、
RAW現像時に露出や色、コントラストを補正したり、トリミングするのも加工ですから、
私の作品の殆どは写真じゃなくなってしまいます。

デジカメで撮る以上、ある程度の加工は容認されるべきでしょうね。

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ただ、今回については、私は写真とはみなしていません。
理由は、ホタルと背景が違う場所で撮ったものだからです。
実在しない状況を「作った」時点で、これを写真と呼んではいけないと思います。
だって、真実を写してないですからね。

じゃぁ、なんて呼んだらいいのか、と考えると、
結局、「合成“写真”」って呼ぶしか無いんですけど。(^^;

まぁ、難しいことは抜きにして、PCの前に座ってこういう加工をチマチマやって、
出来映えを家族に自慢するのもなかなか楽しいものですよ。
子供達は「お父さん、凄いね、これ。」って言って尊敬してくれましたから。^^

※ 内容が重複するのでコメントはこちらにお願いします。

by muto2100 | 2008-07-13 06:14 | 合成写真


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