2025年 10月 23日
X-AIRCROSS3 LITE
iPhone16 Pro
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今日はアイテム帳です。

山行用に新しい三脚を購入しました。
今回購入したのはFotopro社の
X-AIRCROSS3 LITE です。





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私はこれまで山行用にはVelbon社の
UT-3ARを使ってきました。

※ UT-3ARの記事はこちらです。

3年前に購入した三脚で
重量が786gと、かなり軽いのですが
雲台の耐加重が1.5kgということで
安定感に難がありました。

とくに今夏の山行では
経年劣化とともに雲台が柔くなってきて
撮影に支障をきたすようになりました。

そこで、秋の山行に向けて
手頃な三脚を探しにヨドバシ秋葉に行って
実物を色々と手に取って購入を決めたのが
X-AIRCROSS3 LITE です。


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大きさは↑の通りです。

比較できるようにZ6IIと並べて取りました。
折りたたみ時の全長は40cmです。
十分、コンパクトですね。

さらに気になる重量が、何と810g(!)です。

いやいや、前に使っていたUT-3ARは
786gだから、24g重くなっているじゃないか
と思われたかもしれませんが
伸ばしたときの高さが違います。
伸張時の最大高が151.2cmということで
UT-3ARの135.5cmよりも
15.7cmも高いのです。

安定性の観点から
実際にセンターポールを最大まで上げて
使うことは無いので
UT-3ARを使っていたときは
ファインダーを覗く際には
腰をかがめなくてはなりませんでした。

これは腰痛持ちの私には
結構辛いものがありましたので
ライブビューを多用して撮影していましたが
そうすると電池の減りが早いのです。
(^^;

その点、X-AIRCROSS3 LITEだと
topの写真を見ての通りで高さがあるので
普通の中型三脚と同じ感覚で
扱うことができるため
ファインダーを腰をかがめずに覗きながら
撮影ができます。

なお、この810gという重量ですが
軽量三脚を所有している人は
ご存じだと思いますが
軽量カーボン三脚は1kg前後のものが多いです。
ただ、ヨドバシで色々と手に取ってみたところ
三脚は900gを切った辺りから
急に軽く感じることが解りました。
逆に、1kgを超えてくると
1kgも1.2kgも大して差を感じません。

不思議なのですが
1kgと1.2kgの差はあまり感じないのですが
800gと1kgの差は大きく感じるのです。
なので、この三脚を手に取ってみた瞬間に
「軽っ!」って思いました。

これが購入の一番の動機です。


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↑ 雲台のUPです。

UT-3ARの雲台が
耐荷重1.5kgで柔かったのですが
こちらは4kgなので、がっちり固定されます。

この点については
UT-3ARとは比べものになりません。
これが今回の購入の決め手になりました。

実際に使ってみましたが
Z6II + Z24-120mm の組み合わせでは
全く問題ありませんでしたね。

ちなみに
前回の記事のグンマー帝国の写真で
240秒の長時間露光で撮影してたものは
全てこの三脚を用いていますが
この日はそこそこの強風だったにもかかわらず
安定感については無問題で
失敗写真は1枚もありませんでした。

今夏に燕岳でUT-3ARを用いて
240秒の長時間露光で撮影したときは
3枚に1枚はブレていましたので。

三脚の重量が810gであることを考えると
驚異的な安定感だと思います。

センターポール下部にフックが付いているので
ここにカメラバッグをぶら下げれば
よほどの風でなければまずブレないでしょう。

ただ、良いことばかりではなくて
自由雲台の脇にあるつまみが小さくて
さらにはロックレバーが堅いため
使っているうちに指が痛くなってきました。

これだけコンパクトにまとめているので
仕方がない面もありますけど
とくにロックレバーは多用するので
もう少し大きくても良かったと思います。
まぁ、柔いよりはましですけど。


実は、この三脚には姉妹品があって
雲台が改良されてよりコンパクトに収納できる
X-AIRCROSS3「C」 LITEというのがあるのですが
重量が90gほど重いのでスルーしました。
810gと900gは体感的に結構違いますからね。

こちらは雲台の耐荷重が10kgなので
雲台が気になる人は
そちらを手に取ってみても良いでしょう。


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FOTOPROという会社は
全く知らなかったのですが
調べたら中国のメーカーでした。

いわゆる中華三脚というやつです。
昔は「安かろう悪かろう」の代表格でしたが
時代は変わりましたね。

私は三脚は長く使うことから
信頼性重視で国内メーカーに拘っていて
大中小3本のVelbonの三脚を使ってきましたが
UT-3ARがイマイチだったことと
新機種を全く出してこないことから
初の中華三脚の購入となりました。

これで耐久性に問題が無ければ
今後も安価な中華三脚は
私の有力な購入候補となるでしょう。

Velbonさん、個人的には
国内メーカーを応援していますから
頑張ってくださいな。


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あ、あと
この三脚の雲台のクイックシューは
アルカスイス規格です。
そして、私が常用しているピークデザインの
クイックシューは普通に使えました。

これって
ピークデザインを使っている人にとっては
結構大事なポイントですよね。


最後に気になる価格ですが
ヨドバシ秋葉では34,340円で売っていて
「ちょっと高いなぁ」と思って購入を見送って
家に帰ってからAmazonで調べたら
何と21,000円で売っていました。
まぁ、2万円強であれば許容範囲なので
結局、Amazonでポチりました。

この価格差は何なのでしょう?
淀の10%のポイント還元を考慮しても
1万円以上の差があるんですけど。

ちなみに、今だとAmazonのセールで
19,000円で売っています。

このクオリティで2万円切りは
なかなかお得感がありますね。

経年劣化がどうなるか判らないので
現段階では手放しでは勧められませんが
参考になれば幸いです。



by muto2100 | 2025-10-23 04:59 | アイテム帳 | Comments(0)


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