2023年 11月 14日
蓼科大滝 2
Nikon D780 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
蓼科大滝 2_f0018464_21431044.jpg
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題:「Autumn Place」

前回の続きです。
これが錦秋の蓼科大滝です。
素晴らしいですね。

この日は紅葉絶好調だったので
小細工はいりません。

構図を決めて
キッチリ撮れば良いだけでした。





蓼科大滝は水量が多いので
長時間露光すると滝のディテールが
失われてしまいます。

なので、撮影に際しては
絞りや感度・露出を変えながら
最良のシャッタースピードを模索しましたが
今回は、ISO100、F11.0、SS:1/2秒
がベストでした。


ちなみに、滝のディテールは ↓ こんな感じです。

蓼科大滝 2_f0018464_17100389.jpg
蓼科大滝 2_f0018464_17100339.jpg

2か所ほど、等倍で切り取りました。

滝の写真は止まっている場所と
動いている場所がはっきりした方が良いので
今回は短めのSSが吉でしたね。


↓ 参考までに、F18.0 まで絞り込んで
SS:4秒の長時間露光で撮った写真がこちらです。

蓼科大滝 2_f0018464_17232149.jpg
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一見すると違いは判りませんが
滝の水量が多いので長時間露光によって
滝の右側が真っ白になってしまっています。


↓ 滝の右側の等倍切り出しです。
蓼科大滝 2_f0018464_17232359.jpg


真っ白べったりでダメダメですね。
これでは作品としてはNGです。

滝の写真は何でも水を流せば良い
というものでは無いのです。

長時間露光した方が良いのは
水量の少ない滝ですね。
スッカン沢の 素簾の滝が良い例です。
ああいう伏流爆は、長時間露光による
糸を引くような流れが似合います。


あと、実はtopの写真は
隠し味的なものを加えています。
多分、言わないと判らないと思うので
隠し味を加えた写真と加えていない写真を
並べてUPします。

蓼科大滝 2_f0018464_21430831.jpg
↑これが隠し味を加えたtopの写真で

蓼科大滝 2_f0018464_21431663.jpg
↑ これが隠し味無しの写真です。

違いが判りましたか?

実は、topの写真は周辺を減光させて
滝の存在感を強調していたのです。
言われて比べて
始めて違いが判る程度の事ですが
それなりに効いているかな
と、自画自賛です。(^^


・・・・・


蓼科大滝は運が良いと滝光芒が見られます。
ここは今までに4回訪問しましたが
一度だけ光芒がちょっとだけ出た事がありました。
この日も期待していたのですが
生憎の曇り空だったので、諦めて撤退しました。

ということで
未だに光芒写真は撮れていないのですが
今回、私なりに満足のいく写真が撮れたので
蓼科大滝は卒業かな、と思っています。

無料駐車場の近くに安い公衆温泉と
温水洗浄便座付きの公衆トイレがあって
良い車中泊スポットなんですけどね。



by muto2100 | 2023-11-14 07:00 | 風景・長野 | Comments(0)


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