2021年 01月 16日
雄飛の滝
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
雄飛の滝_f0018464_18162396.jpg
今日も昔撮った写真の再現像です。

↑ の写真は、栃木県のスッカン沢の「雄飛の滝」です。
撮影日時は2016年5月22日午後2時30分。
ここは晴れれば昼過ぎに高確率で光芒が出るのですが
昼過ぎになると曇ってしまう事も多く
4回目の訪問でやっと光芒が出てくれました。

雄飛の滝はスッカン沢の駐車場から
1時間ほど沢を下った先にあるのですが
昨年、崖崩れで通行止めになったと聞きました。
今はどうなのでしょうか?




topの写真はSilkypix DS Pro10の機能の一つである
「多重露光」を使い、露出合成しました。

合成したのは↓の5つの画像です。

EV-2.7
雄飛の滝_f0018464_16460763.jpg

EV-1.7
雄飛の滝_f0018464_16460768.jpg

EV-0.7
雄飛の滝_f0018464_16460711.jpg

EV+0.3
雄飛の滝_f0018464_16460822.jpg

EV+1.3
雄飛の滝_f0018464_16460877.jpg

EV0.7ステップで7枚くらい撮ろうと思ったのですが
水しぶきが結構凄かったので
EV1.0ステップで5枚撮りに変更しました。

この5つのRAW画像をSilkypix内で露出合成します。
とくに細かい設定はありません。
ほとんどSilkypix任せです。

でもって、合成したのが ↓ の写真です。

雄飛の滝_f0018464_16500074.jpg

「何で下部の岩を構図に多めに入れているんだろう」
とか思っちゃいけません。
撮影した本人にも判りませんので。
(^^;

まぁ、多分、水しぶきが凄くて
レンズを拭きながらの撮影だったので
構図を練る余裕が無かったのだと思います。
そういう事にしておいてください。

↑ これでも十分良い感じなのですが
折角Silkypix内で合成しているので
そのままこれをレタッチして仕上げたのが
topの写真です。

具体的なレタッチ項目は
露出・コントラストを調整して光芒を強くして
色を若干載せて緑が映えるようにしました。
あと、勿論下部の岩は切り取っています。
(^^


参考までに
1枚のRAW画像を現像した写真も紹介します。

↓ 先ほど合成した5枚のRAW画像の中の
2枚目(EV-1.7)を現像しました。

雄飛の滝_f0018464_17000994.jpg
これはこれで全然悪くないですよね。

ただ、比べると合成した方が光芒が綺麗に出ています。
1枚のRAW画像だと露光時間の関係で
どうしても光芒にムラが出てしまうので
光芒を綺麗に出すなら露出合成の方が有利なのです。

それでもフォトコンを考えると
まだまだ合成写真応募不可なコンテストが多いので
1枚のRAW画像から作品を仕上げる事も大切です。

実際に↑の写真はキタムラのフォトコンで
入選していますからね。


さらに、参考までに
このblogでもよく出てくるPhotomatix Pro6.2で
露出合成した写真も紹介します。

↓ こちらになります。

雄飛の滝_f0018464_17125392.jpg

なるべく同じテイストになるように
意識して合成したので
topの写真とそんなに変わりはありませんが
比べると画質はSilkypixで合成した方が上です。

ただ、合成にかかる時間が
PhotomatixはSilkypixよりも早いです。
っていうか、Silkypixは合成に時間掛かり過ぎです。
PCのスペックにも依ると思いますが
私のPCだと先の露出合成に2分34秒掛かりました。
これがPhotomatixだと
同じ合成に掛かる時間はたったの46秒です。
何枚も露出合成をしていると
Silkypixだと結構イライラさせられますね。

あと「如何にもHDR」みたいなテイストで
合成したければPhotomatixがベストです。
いわゆるコテコテのHDR写真なら
Photomatixは色々なテイストが用意されていて
バリエーションが豊富ですからね。
工場夜景で愛用されているのも頷けます。

今回の写真はあくまでも
「見た目に近い合成」を目指したので
そういう方向であればSilkypixが良いでしょう。


そんなわけで、ステイホーム中なので
PCの前でレタッチ三昧の土曜の午後でした。
(^^
 


by muto2100 | 2021-01-16 17:49 | HDR-image | Comments(0)


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