2018年 12月 09日
西本願寺 1
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
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夜明け前の西本願寺・阿弥陀堂です。
京都の名勝の撮影をするとき、
早朝が人が少なくて狙い目なのは判っていますが、
一般的な寺社は拝観時間が決まっていて、
早朝は一般開放していません。

その為、6月の京都訪問の際は、拝観時間の関係ない、
伏見稲荷神社や嵐山の竹林の撮影をしました。

ただ、この2か所は6月の訪問で
ある程度のクオリティの写真を撮ることができているので、
他にも早朝に撮影できる寺社や名勝は無いだろうか、と探したら
ありましたよ、ここ。 西本願寺です。

西本願寺では、毎朝6時から「晨朝(じんちょう)法要」
という朝のお勤めが行われていて、
これには一般の人も事前申し込み無しで参加できるため、
朝5時半に開門されるのです。
早速、早起きをして行ってみました。

果たして、5時半に現地入りすると御覧の通り、
まだ夜明け前なので真っ暗でした。
今回は三脚を持ってきていないので、
カメラバッグを地面に置いて、その上にカメラを置き、
ローアングルで構図を整え長時間露光でパチリ。

かなーり大きなお堂なのですが、
広角端24mmで何とか収まってくれました。
今回は14-24mmを持ってきていないものでして。
(^^;



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↑ こちらは阿弥陀堂の左にある御影(ごえい)堂です。
大きな銀杏の樹がありますが、良い感じに黄葉していますね。
これが今回西本願寺に訪問した理由の一つでもあります。

晨朝法要はどうやれば参加できるのかな?
と思ったら、何ていうことはありません。
6時前になると、信者が続々とやってきて、
靴を脱いで勝手に阿弥陀堂に入っていきます。
受付も何にもないんですね。

そんなわけで、折角なので私も参加してみました。

西本願寺 1_f0018464_8101945.jpg
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↑ 阿弥陀堂の本尊です。
これは法要が終わってから撮影しました。
法要の最中の撮影は流石に失礼ですからね。

法要自体は一般の人は100人くらいはいたでしょうか?
一部には外国人観光客もいましたが、
基本的には皆、浄土真宗の信者の方です。

阿弥陀堂でお経を唱えて20分。
これで終わりかと思ったら、
左の御影堂に移動してお経を20分。
今度こそ終わりかと思ったら説法が20分。
6時に始まり、終了したのが7時でした。
1時間も拘束されるとは・・・。
(^^;

この法要は西本願寺が出来てから400年以上、
1日も欠かさず続けられているそうです。
毎日ご苦労様です。

西本願寺 1_f0018464_8211040.jpg

法話の中で、
「浄土真宗は何かを手に入れようと願うのではなく、
 すでに得られたものに対して感謝する宗教です」
という話がありました。

これを写真に置き換えると、
「良い写真が撮れますように」
と願うのではなく、良い写真が撮れた時に、
「良い写真が撮れたのは皆様のおかげです」
と感謝しなさい、ということですね。
何だか、判ったような判らないような。

お経もまともに唱えられない素人でしたが、
この日は冷え込んだ朝だったこともあり、
早朝から心が洗われるような気持ちになりました。
たまにはこういう経験も良いですね。^^
 
つづく。
 

by muto2100 | 2018-12-09 08:37 | 神社・仏閣 | Comments(2)
Commented by digicamek at 2018-12-09 13:36
落ち着きのある素晴らしい写真ですね。
「こんな良い写真を見る事が出来たのはmutoさんのおかげです」
Commented by muto2100 at 2018-12-10 22:15
digicamekさん、こんにちは。
拙blogにようこそお越しくださいました。

実は1枚目はゴーストが出まくっていて、
レタッチで誤魔化しています。
とくに屋根瓦は、じっくりと見ないでやって下さい。
(^^;

この時期の京都は、混雑との戦いですね。
何処に行っても爺様・婆様・外国人だらけで、
閑静な雰囲気を出すのに苦労しました。(^^;


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