2013年 12月 19日
HP-P1 その2
Nikon D7100 + AF-S VR Micro Nikkor 105mm F2.8G
f0018464_21342290.jpg

前回の続きです。
今日は「HP-P1」の使用感についてレポートします。



 
f0018464_21315755.jpg

HP-P1をiPod Classicに接続するのはいたって簡単です。
↑ みたいに、付属の白いドックケーブルを繋ぐだけです。
で、HP-P1にUE900を繋いで再生すると、解像感が大幅に向上しているのが判ります。
再生される音の一つ一つにつぶつぶ感があり、
緻密な音楽情報が洪水になって押し寄せてくるような感じです。
食べ物に例えると、作りたての老舗の辛子明太子みたいな食感と味ですね。
余計判らなくなっちゃったかな?(^^;

とにかく、思わずニヤけちゃうくらい良い音がします。

HP-P1に内蔵されているDACは旭化成エレクトロニクス社製の「AK4480」というやつで、
技術的な詳しいことは判りませんが、かなりの優れものだそうです。
D5 Hjに内臓されているDACも旭化成エレクトロニクス社製のものらしいですが、
解像感はHP-P1の方が上だと感じます。
ただ、DACに関してはどちらも優秀で、文句の付けようが無いですね。

ちなみに、D5 HjはPC接続でしかDAC機能を使えないのに対し、
HP-P1はiPodやiPhone用に特化しているポタアンなので、PCには接続できません。
なので、2つのポタアンはPC用にD5 Hj、iPod用にHP-P1と使い分けることができます。
これもHP-P1を購入した理由の一つだったりします。

f0018464_21335219.jpg

次にHP-P1のアンプ部についてですが、
簡単に言うと、無味無臭であっさり味です。
ドンシャリ好きな人や、こってり好きな人は物足りなく感じるかもしれませんね。
私はドンシャリ好きなので、最初はもうちょっと音に厚みが欲しいと感じましたが、
聴き込んでいくうちにこんなもんかな、と思うようになりました。

基本的に解像感がすんごくて、高音がぴしーっと伸びていくので、聴いていて疲れそうですが、
刺さる感じは無いので聴き疲れはしないです。
中音はあくまでも原音通りにきちんと整列していて文句無し。
低音は量は多くありませんが弾力があります。

私が愛用しているUE900はバランス重視のイヤホンなので、
同じ性質のHP-P1と組み合わせると相乗効果でかなりモニタライクな音になりました。

f0018464_2242312.jpg

あと、HP-P1は使うイヤホンの癖が如実に表れます。

BA型のUE900では低音の沈み込みがもう一歩だなと思い、
ダイナミック型のHA-FX700に換えて聴くと、
高音の伸びがイマイチで低音に締まりのないHA-FX700の悪い部分がはっきりと判ります。
次にTriple.Fi10(10pro)に換えると中音が引っ込んでモコモコ聴こえてきて、
さらにQuietConfort20iに換えると、解像感に乏しい、中庸でつまらない音が聴こえてきます。
iPhone+UBiOで聴いていたときはそれぞれのイヤホンで大差は感じなかったので、
これは私にとってちょっとした驚きでした。
どうやらHP-P1は、イヤホンの素の性能を教えてくれるポタアンみたいですね。

で、結局UE900がベストという結論になり、UE900を常用しています。

でも、HP-P1+UE900だと、少しあっさりし過ぎなんですよね。
元々UE900は低音の沈み込みが足りないので、
個人的には、音にもうちょっと張りというか、厚みが欲しくて、
何とかならないかなぁと思って、ある方法を思いつきました。

f0018464_21343262.jpg

↑↓ ある方法とはこれ。3段重ねです。

これだと、iPod Classicからデジタルデータを取り出してHP-P1でアナログデータに変換し、
それをD5 Hjに送って増幅してUE900で再生する形になります。
HP-P1でアナログ変換した解像度の高い良質の音を元気の良いD5 Hjで増幅するので、
綺麗な音色のまま、音に厚みが出てくれました。

ヽ( ^∀^)ノ

ただ、これだとちょっと嵩張りますねぇ。
私の使っているゴムバンドでは3段はまとめきれないので、とりあえずの重ね置きです。
これを持ち運びする気はちょっと起きませんので、
3段はPCの前でRAW現像やblogの記事を書いている時限定で聴いています。
普通に持ち運びながら聴く分にはiPod+HP-P1で十分ですからね。
今の音に飽きてきたら、低音に厚みのあるアンプを探して接続します。

f0018464_21344478.jpg

最後にHP-P1の秀逸な点と残念な点を2点ずつ紹介します。

まず、秀逸な2点ですが。
1つ目はHP-P1はポップノイズが鳴りません。
ポップノイズというのは、電源を入れたときに「ぷつっ」と鳴る不快な音のことですが、
これが鳴らないように設計されています。
2つ目は、HP-P1に充電用のケーブルを挿すと、接続しているiPodも一緒に充電してくれます。
両方を同時に充電するのって結構面倒なので、とても助かります。

どちらも直接音質には影響することではありませんが、
使用感の優劣に直結する大切な要素です。
こういう所をきちんと作り込んでいるあたりは好感が持てますね。^^

次に、残念な2点を紹介します。
1つ目は、HP-P1とApple社製品を繋ぐと電源のon/offと再生/ポーズが同期するらしいのですが、
iPod Classicではうまく同期しませんでした。
同期してくれれば便利だったんですけどね。カタログにちょっと騙された感じです。
2つ目は、1回の充電で再生できる時間が約7時間と短いこと。
デジタルとアナログの違いはありますが、D5 Hjが30時間以上再生できることを考えると、
せめて10時間くらいは再生できて欲しかったですね。


DACやポタアンはまだまだニッチな市場なので価格が高く、
ある程度の機材を一通り揃えるには10万円以上の出費を強いられます。
ちなみに上記の3段セットに私が払った金額は約12.5万円。
D5 Hjを抜きにしても10万円以上かかります。
ちょっと気軽に買える金額じゃないですよね。

散財ばかりしていると写真機材が買えなくなるので、
オーディオに関しては、これでしばらくは控えようと思っています。



※ 内容が重複するので、コメントはこちらにお願いします。

by muto2100 | 2013-12-19 07:30 | ポータブルオーディオ


<< 六義園 1      HP-P1 その1 >>