2013年 03月 20日
里山の春 2
Nikon D7100 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G
里山の春 2_f0018464_0184682.jpg
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前回の続きです。
時系列的には前後しますが、陽が昇ってきたところをパチリ。
水張田がもうちょっと綺麗だったら良かったのですが、
そういう写真を撮りたかったら4月以降に訪問しないとダメですね。




 
実は、D300だと、こういう明暗差の激しい風景を撮るときは、
普通に撮ってもダイナミックレンジが狭く、RAW現像時に画像が破たんしてしまうので、
段階露出で複数枚撮って、Photomatixに取り込んで露出合成していました。
ところが、D7100はダイナミックレンジがD300よりも大幅に広く、
1枚のRAWデータを現像するだけで、何とかなってしまいました。
一応、今回もEV0.7ステップでABK5枚連射で撮っていたんですけどね。

DXフォーマットはFXフォーマットよりダイナミックレンジが劣ると聞いていたので、
勝手にD7100のダイナミックレンジはD300と大して変わらないだろう、
と思い込んでいました。
なので、想像以上に広いダイナミックレンジに驚きです。
良い意味で期待を裏切ってくれましたね。
\(^o^)/ yatta-

ちなみに、RAW現像にはSilkypix DS Pro5を使用しています。


里山の春 2_f0018464_0242562.jpg

← topの写真の太陽の真下辺りの部分の等倍切り出し画像です。

高繊細であると同時に暗部のノイズが少ないです。
D300だと、空が白トビしないようにアンダー気味に撮って現像時に持ち上げるため、
こういう暗い場所がどうしてもザラザラになってしまっていました。



里山の春 2_f0018464_034496.jpg
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里山の春 2_f0018464_0343184.jpg

ちなみに、↑ これがtopの写真と同じRAWデータをSilkypix DS Pro5のHDR機能で加工した画像で、

← こちらがtopと同じ場所の等倍切り出し画像です。



HDR加工して暗部を持ち上げても、相変わらず高繊細&ノイズレスです。
これならPhotomatix Proを使う必要はないですね。
今日をもちまして、ABK連射による露出合成は過去の技術となりました。^^

いやぁ、D7100恐るべし。
っていうか、5年の間に随分と技術革新していたんですね。
自分が時代に取り残されていたのがよくわかりました。
(^^;

「レンズは資産、ボディは消耗品」
という考え方がありますが、全くもってその通りですね。

レンズはなるべく良いものを買って長く使い、
ボディはそこそこのものを早いサイクルで買い替えていくのが、
良い条件で撮影を楽しみ続ける最良の方法なんだな、
と今回はつくづく思い知らされました。

つづく。

by muto2100 | 2013-03-20 00:58 | 大山千枚田


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